クラリネット用リガチャーKODAMA2のレビュー

石森楽器が発売しているクラリネット用のリガチャー『KODAMA II』を2016年の6月に購入し使用し始めてから10ヵ月程度たったので使い心地のレビューを書きたいと思います。

吹奏環境

当方吹奏環境ですが、以下の通りです。

項目 内容
リード バンドレン ルピック56
マウスピース B40
以前のリガチャ Rovner VERSA V-1R

リガチャーの紹介と画像

画像を見ればなんとなくわかると思いますが、全体は革でできていて、リードを支える面が木(グラナディラ材)でできています。

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音色

金属製に比べて、割と暗めです。金属製から付け替えると明らかに抑制された音色になります。ただ、リードの留めの材質が木のためか、太めの柔らかい音も持っているので、埋もれたりすることはないと思います。

吹奏感

ロブナーと比べると多少軽いです。ただ、金属製と比べると割と重い感じがします。皮製 と 金属製 の中間よりやや皮よりの抵抗感があります。ただし音の立ち上がりは良いです。小さい音から消えていくような動きの時もスムーズに息が流れます。ただ、すべての指を抑える下の音を出す局面では、パワーが必要なので少し気を使わないといけないかもしれません。

雑感

裏にねじ1本締めなのでセッティングが楽です。結構ぎゅうぎゅうにリードを締められます。強く締めるとレスポンスがよくなりますが少しリードが重くなり、軽く締めるとレスポンスが悪くなりますがリードが少し軽くなります。位置がかなり自由に上下に設定できるのでリードごとに調整もできます。

革製のためか吹くのに少々パワーが必要です。また、良い音を出すためには、息をまとめる必要があるので、月に練習が数回の人にはあまりお勧めできません。コントロールできず音が悪くなってしまうかも。逆に常時吹いていて何かと合わせる機会のある人は皮&木の恩恵をフルに受けられると思います。

まとめ

  • やや暗めの、響きのある音がする
  • 抵抗感が金属製リガチャーに比べて強い
  • 吹きこなすにはパワーが必要、やや慣れる必要あり

もし、気になったらお店に行って試奏してみて下さい。

以上、KODAMA II のレビューでした。