Cocos2d-x

【Unity】JumpByをCocos2d-xから移植する

Unityの物理エンジンを使用せずにバウンドの動作を行うためにジャンプ動作を移植してみました。計算式をCocos2d-xというゲームエンジンの「JumpBy」というアニメーションから持ってきたので動作は完全に同等です(DoTweenにもジャンプ動作がありますが個人的…

Cocos2d-x v4.0をVisualStudio2019で扱うための環境構築手順

タイトルの通りCocos2d-x v4.0でテンプレートから除外されたVisualStudioのソリューションをCMakeコマンドで生成してVisualStudio上からコードを編集(+MS Buildでビルド)する方法を紹介したいと思います。 前置き Cocos2d-x v4.0の主な対応項目はApple/iO…

Cocos2d-x 4.0がリリースされたみたい

2020-09-02 昨日ポエムを書いてる最中にV4.0リリースアナウンスがありました。 まぁ昨日引退したばっかりで気分の切り替えが済んでないので少し内容を見てみました。 Topics iOS/Mac向けにMetal対応が完了 GLFWを3.3にアプデ 非推奨の関数を削除(const char*…

Cocos2d-xをやめてUnityに移行した話@2019冬

2021-02-02 ご注意: 内容は全て個人の感想です。また、好意的な内容ではありません。人によっては不快になる可能性があります。承知の上読んでください。 この記事は、今まで趣味でC++の勉強 & ゲーム制作で Cocos2d-x を使ってアプリ開発していましたが長ら…

PicojsonのJSON書き出しをもっと便利にする

C++でPicojsonというJSONを読み書きするライブラリがあります。 JSONを読みだすときはそんなに苦じゃないのですが、このライブラリを使ってJSONの作成を始めると冗長な表現をする関係でタイプ数が増えて結構面倒なんですよね… // いちいちこんな感じでコード…

Cocos2d-xでOpenSSLを使った256bit AES暗号化・復号化(3.17.1対応版)

以前にCocos2d-xに組み込まれたOpenSSLを使ってハッシュ計算をしましたが今回は、AES暗号化・復号化をしたいと思います。 前回の記事はこちら。 takachan.hatenablog.com 確認環境 確認環境は以下の通り。 VisualStudio2017 Cosoc2d-x 3.17.1 OpenSSL 1.1 AE…

Cocos2d-xでStaticクラスのメソッドやフリー関数をコールバックに指定するマクロ

タイトルにはCocos2d-xと書いてありますが、C++でstaticなメソッドとかフリー関数をstd::bind関数でバインドする方法です。 Cocos2d-xにあるCC_CALLBACK${N}を改造してCC_CALLBACK_S${N}を以下のように定義すると簡単にバインドできるようになります。 // 任…

Cocos2d-xで画像を任意の色で点滅させる(3.x系)

Cocos2d-xで画像を点滅させるには、Blinkを使います。このBlinkの動作は、画像を「表示」⇔「非表示」動きをやってくれます。ただ、自分の好きな色で点滅などは出来ません。画像(Sprite)に弾がヒットした時に一瞬白く点滅する等の2Dゲームに割とよくある表…

Cocos2d-xで2点間の距離・角度を取得する(3.x系)

タイトルの通りですが、何故かCocos2d-xの2.x系で説明されている古めの記事しかなったので新しい(と言っても相当前ですが)3.x系での書き方の紹介です。 2.xと3.xではメソッド名や関数の位置が全然違うので少し書き方が違います。ただ、古いメソッドなどが…

Cocos2d-xでバーチャルパッド(スティック操作)を実装する

今回は、Cocos2d-x(ver. 3.17.1)でバーチャルパッド(スティックキー)を実装したいと思います。 PSやXboxなどでおなじみの360°方向の入力ができるスティックキーです。 実際に実装するとこんな感じになります。 よくコントローラが画面の下部に表示されてい…

Cocos2d-x 3.17.1で円と矩形(長方形・角度あり)の衝突判定

タイトルにCocos2d-x(2D用のゲームエンジン)でと書きましたが考え方自体は普遍的な円と矩形(長方形)の当たり判定の処理についてです。と、言っても条件式式が結構難しい(当方には説明が難しい)ため解説は以下のサイトが分かりやすくまとまっていますの…

Cocos2d-xでルール画像を使ってシーントランシジョンする(シェーダー使用)

Unityだと以下のように紹介されている、ルール画像を用いたシーンの遷移エフェクトをCocos2d-xで実装してみたいと思います。 tsubakit1.hateblo.jp まずこんな感じのグレースケールのマスク画像を使用します。 画面遷移はこんな感じになります。 「マスク画…

Cocos2d-x 3.17.1のcmakeでスタティックライブラリを作成してビルドを高速化する

はじめに FirebaseをAndroidに追加するときに思ったのですが、Cocos2d-xのAndroid環境は本当に地獄ですね… 少しGradleやCMakeist.txtを編集するとフルビルドになってCocos2d-x丸ごとリコンパイルになって時間がすごくかかります。 少し前に、3.17でcmakeが推…

Cocos2d-x 3.17.1でlib-genコマンドが削除されたけどWin32プロジェクトのビルドを高速化する

あらかじめCocos2d-xのコアの部分をコンパイルしてDLLを作成し、ビルド時間を高速化する話は以前、こちらで書いたのですが、なんと3.17.1からlib-genコマンドが削除されてしまいました。従って、最新版のCocos2d-xだとlib-genコマンドによる事前ビルドが不可…

Cocos2d-x 3.17.1でハッシュ計算を行う(MD5・SHA-256)

ゲームでデータが改ざんされていないかどうかを確かめるためにデータのハッシュ値を取って照合する手法があり、ハッシュ計算が必要になった時に使用するライブラリですが、最近のCocos2d-xにはすでにハッシュ計算用のライブラリが入っています。従って以前の…

Cocos2d-xのWin32プロジェクトでFirebaseの匿名認証してみる

タイトルの通りですが、Win32上でも匿名認証が普通にできるので方法を紹介したいと思います。 前回書いた以下の記事でWin32のプロジェクトが設定済みの状態を想定します。 takachan.hatenablog.com そして、以下のページにある「デスクトップ版の Firebase …

Cocos2d-xのWin32プロジェクトにFirebaseを設定する

Android向けにアプリ開発していますが、プログラムを書くときはWin32プロジェクトで作成しているのでモバイルプラットフォーム向けのライブラリとか機能は特別な分岐コードを書かないといけないのですが、FirebaseはAndroid, iOSは対応していますがWindowsと…

Cocos2d-xでLabelやTextの色を部分的に変更する

Cocos2d-xでラベルの色を途中で変更する場合以下のサイトが出てきます。 masahirosaito.hatenablog.com Cocos2d-xのバージョンが3.17.1の今でも大抵このサイトの通りで問題ないですが、文字列中の任意の単語の色を一括で変更したいといった場合、元の文字列…

Cocos2d-xのListViewをGridView風の表示として扱うためのライブラリ

Cocos2d-xの「ListView {cocos2d::ui}」でグリッド風の表示(GridView)を扱うためのライブラリを作成しました。 ある程度動作が確認できたので公開したいと思います。 動いているところ 実際に動作させると以下のようになります。 1行の中に複数のアイテム…

Cocos2d-xでテクスチャの簡易ヒットテスト(ver3.17.1対応版)

Cocos2d-xでテクスチャの簡易ヒットテスト(ver3.17.1で確認済み) 今回は、四角いSpriteのテクスチャー内において、色がついている場所がタッチされたかそうでないかを判断する方法を紹介したいと思います。 絵にすると以下のような感じになります。テクスチ…

Cocos2d-x 3.17.1からビルドがcmakeに変更された件に対応する、ほかトラブル対応

Cocos2d-x 3.17.1 の Androidのプロジェクトは、デフォルトのビルドシステムが「ndk-bild」から「cmake」に変更されています。それと、急に色々エラーが出たのでそれらの対応方法です。 // // ~\proj.android\gradle.properties // # android native code bu…

階層型状態マシン(HFSM)を実装する

GoF のデザインパターンで State パターンを階層化した、階層型有限状態マシン(HFSM:Hierarchical Finite State Machines)を作成してゲーキャラクターの制御を行ったので実装例を紹介したいと思います。「階層型のステートマシン」なんて言ったりもします…

C++でC#ライクなプロパティを実現する

C#ではプロパティ構文というものがあります。これは、オブジェクトのメンバーへのアクセスを行うための、アクセッサー(setter/getter)をあたかも変数へのアクセスと同様に行える仕組みです。 // C#のプロパティ public class CSharpProp { // 一番簡単なプ…

Cocos2d-x でsetScaleとsetContentSizeの挙動の違い

すぐ忘れるのでメモ代わりにまとています。 Cocos2d-xで、Spriteに対してサイズ変更するときに、setContentSize(), setScale()各々を実行した時の挙動の違いは以下の通りで。 まず、100x100pxの大きさの画像を読み込む。 Sprite* sp = Sprite::create("100x1…

CocosStudioで作ったLayerの子要素を自作のLayerに載せ替える

CocosStudioで作成で作成したLayerの子要素を自作したLayerに乗せ換える話です。 CocosStudioで「Layer」を作成し、csb形式でpublish後にCocos2d-x側から、そのレイヤーを呼び出します。そうすると、取得できる型がcocos2d::Node*型で取得できます。CocosStu…

Cocos2d-xでスプライトがタッチされたかどうかを判定する

Cocos2d-x でスプライトがタッチされたかどうかを判定する場合、タッチされた座標がスプライトの中か外かを判定して行います。便利なメソッドなどが存在しないため、定型的なコードを書く必要があります。 以下の環境で確認しています。 Cocos2d-x 3.16 Win3…

Cocos2d-x でレイヤーに対してリアルタイムにブラーをかける

ゲームでメニューを出す際に、背景がぼやけて少し暗くなった後に、前面にダイアログが表示される演出があります。そのような画面をぼやかす事をブラーを言います。 今回はこの「ブラー」をCocos2d-xのレイヤーに対してかけてみたいと思います。 成果物 作成…

タッチ・スワイプした後にエフェクトを発生させる

今回は、「画面にタッチした場所の表示」と「スワイプした軌跡」にエフェクトを表示する汎用レイヤーを作成します。 成果物 前回作成した「X-Y座標系と円座標系、2点間の角度を求める」の上に軌跡エフェクトのレイヤーをかぶせています。ちょっと原色されて…

X-Y座標系と円座標系、2点間の角度を求める

前回作成した「X-Y座標系と円座標系」の確認のためにちょっとしたサンプルを作成しようと思います。 takachan.hatenablog.com 作成するもの Cocos2d-xを使って中心に自機に見立てた四角を置き、多面をクリックすると、自機とタップ位置の角度を求めて玉を発…

X-Y座標系と円座標系

最近Kindleで購入した書籍『JavaScriptゲームプログラミング 知っておきたい数学と物理の基本』から、2-1-1 X-Y座標系と円座標系をやってみました。 JavaScriptゲームプログラミング 知っておきたい数学と物理の基本 (Future Coders(NextPublishing))作者:…