WPF の Fluent.Ribbon でリボンプログラミング 第2回:導入方法とウインドウ表示

Fluent.Ribbon 導入方法は、NuGet からダウンロードで行うことができます。

まず、VisualStudio 上のメニューから、[ツール] > [NuGet パッケージマネージャー] > [パッケージマネージャーコンソール] を選択し、コンソールを表示します。

f:id:Takachan:20170625200822p:plain

f:id:Takachan:20170625200926p:plain

コンソールが表示されたら、NuGet の Fluent.Ribbon のページから入力するコマンドを確認します。

2017年6月現在、バージョン 5.0.2.46 が最新版なので、そちらを取得するコマンドをコピーし、パッケージマネージャーコンソールへ入力しOKを押下します。

f:id:Takachan:20170625201157p:plain

パッケージマネージャにコマンドをそのまま貼り付けます。

f:id:Takachan:20170625201256p:plain

しばらくすると以下のように、正常に終了しましたと表示されたら成功です。

f:id:Takachan:20170625201455p:plain

初期レイアウトの作成

既に、ライブラリの参照が追加されている状態なので、早速コードを編集します。まず、App.xamlを編集します。

<Application.Resources>
    <!-- 追加する -->
    <ResourceDictionary Source="pack://application:,,,/Fluent;Component/Themes/Generic.xaml" />
</Application.Resources>

次に、MainWindow.xamlの定義を変更します。名前空間に、urn:fluent-ribbon を追加し、ウインドウを RibobnWindowへ変更します。

<!--
 ↓ ここをRibbonWindowへ変更 -->
<Fluent:RibbonWindow x:Class="Ribbon.Sample.MainWindow"
                     xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation"
                     xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml"
                     xmlns:d="http://schemas.microsoft.com/expression/blend/2008"
                     xmlns:mc="http://schemas.openxmlformats.org/markup-compatibility/2006"
                     xmlns:Fluent="urn:fluent-ribbon"
                     xmlns:local="clr-namespace:Fluent.Ribbon.Sample"
                     mc:Ignorable="d"
                     Title="MainWindow"
                     Height="350" 
                     Width="525">
    <Grid>
        
    </Grid>
</Fluent:RibbonWindow>

このままだとコンパイルが通らなくなるため、MainWinodw.xaml.cs の基底クラスも以下の通り変更します。

using Fluent; // 追加
public partial class MainWindow : RibbonWindow
{

この状態で、アプリを事項すると普段と少し異なるウインドウが表示されます。

f:id:Takachan:20170625212124p:plain

リボンのルート要素の配置

ウインドウへ、リボンUI のルート要素の コントロールを配置します。今回は、Grid 要素の直下に配置します。

<Fluent:RibbonWindow ...
    <Grid>
        <Fluent:Ribbon>
        </Fluent:Ribbon>
    </Grid>
</Fluent:RibbonWindow>

この状態で再度実行すると以下の画面が表示されます。赤枠の部分が追加で表示されていると思います。

f:id:Takachan:20170625220020p:plain

次からはこの赤枠内にリボンコントロールのコンテンツを実装していきます。

各記事へのリンク