VisualStudio2015が使うIEバージョンの変更

VisualStudio2015ってデフォルトだとIE9になっています。このままだとネットワークがIEの古いバージョンを制限していたりするとVisualStudio上からログインダイアログすら表示できないのでブラウザがIE11を使用するように変更したいと思います。

Note:

基本的に最近のVisualStudioなら同じ設定で変更できるのでバージョンが違う人が読み替えでOK



変更方法

レジストリを変更することになるので、設定を変更する際の一般的な注意事項は確認してください。

VisualStudio2015を立ち上げる

まず始めにVisualStudio2015を起動します。

Note:

起動時(起動後)にこれから変更したい箇所のレジストリが書き換わってしまうのであらかじめ起動しておきます。順番大事


VisualStudio上でWebブラウザを表示してこのサイトでバージョンを確認します。

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見事に「IE9」と表示されていますね。


レジストリの変更

[Win]キーを押して「regedit」と入力してからエンターを入力します。レジストリエディタが立ち上がるのでエディタのツリーから以下箇所へ移動します。

HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Internet Explorer\Main\FeatureControl\FEATURE_BROWSER_EMULATION


右側に「devenv.exe」という欄があり値gあ0x0000270f(9999)になっていると思います。この欄をダブルクリックして値を変更します。


だいたい以下のような意味なので入力欄にIE11の値を設定します。

値 (16進数) バージョンと意味
0x2AF8 Internet Explorer 11
0x2711 Internet Explorer 10
0x270F Internet Explorer 9


16進数の先頭の「0x」は入れないでください。

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これで[OK]して先ほど起動したVisualStudioに戻ります。


変更の確認

無事変更できました。(この画面一度表示しちゃうとIE9のままになるので表示したい場合レジストリ変更してから初回表示させてください)

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最後に

この設定ですが、毎回立ち上げるたびにリセットされちゃうので起動するたびに設定の変更が必要です。大変めんどくさいので設定をエクスポートしておいた方がよさそうです。